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ワールドカップ ロシア大会 メッシはクリロナに劣るのか

始まったと思ったらあっという間に

 

ワールドカップロシア大会 が始まりすでに4日.

開催国ロシアの5発大勝 から始まり,徐々に盛り上がりを感じています。そんな中やはり

序盤に注目されたのが、ポルトガル対スペイン。 ご存知の通り、結果3対3の引き分け

で、見ているほうは非常に楽しめた試合でした。このグループリーグの他の対戦を考え

ると、ポルトガル、スペインの両チームが順当に決勝トーナメントに進むはずです。

翌日に行われた、こちらも今大会注目の一人であるメッシ率いるアルゼンチンとワ

ールドカップ初出場のアイスランドとの対戦でしたが、1対1のドロー。

この2試合を受けて、巷ではクリロナ、メッシの論争が早くも湧き上がってますね。

 

 

二人の調子はどうだったか。

 

もちろんクラブチームでも中心の二人だが、自国代表になるとさらに中心の中心という

形、チームにおける二人の依存度が高くなっているのは同じである。

ではチームの中の役割としてはどうだろうか。私が思うに、クリロナに関してはほぼレ

アルでやっている時と変化はなく(攻撃時のトップとして)、同じリズムで入れてるよ

うな感じだ。 対スペイン戦だったので、ポルトガルの作戦は自ずと決まり、スペインが

ポゼッションする中で、ボールを奪ってからのカウンター、このシンプルな形がさらに

クリロナという人を輝かせた。縦に走る速さ、誰も追いつけない。 デヘアの処

理がちょっと良くなかったが、それを弾き飛ばす地を這うようなパワフルなショット。

終了間際の フリーキック。 剛柔どちらも見せつけた。

 

一方メッシはと言うと、チームに勝利をもたらすことができなかった。 PK を入れ

る入れないではない。 PK はひとつのチャンスであって、 ものに出来ない時も多々あ

る。決めていればもちろん少しは楽になったろうが、昨日の状態では結果はどうなった

かは分からない。それよりも問題なのは、アルゼンチンの中でメッシの果たす役割が多

すぎたことではないか。フィニッシャーとチャンスメーカー両方やる事になり、どちら

にもなりきれなかった。バルサでももちろん両方こなしているのだが、比重もやり方も

違いすぎて、こなせないように見える。対戦相手のアイスランドとしては、こちらもポ

ルトガル以上にやることはシンプルだったので、うまくはまったのではないか。勝って

はいないがジャイアントキリングと言えるのでは。そういう時はだいたいこんなパターンがほとんどです。

 

試合中メッシには常に2、3人監視、 パスを受けに 降りてきて自分でスイッチを入れる

が、リターンをうまくもらえないことがほとんど。そんな中でも自分の得意な形に何度

か持って行けたが、ゴールには至らず。 いつものメッシならポストの外でなくて内。

もちろん PK も外さない。 なぜこのようになったのか。 あまりにも差があるので比較

するのも失礼だか、アイスランド戦に関しては、ホンダがトップ下に入った日本と近い

のではないかと思う。 良くも悪くもチーム内での存在感が強く、さらに試合になると

ブラックホールの中心に引き寄せられるように寄って行ってしまう 。メッシなどはホン

ダ以上にその傾向が強いはずです。一昔前なら突出した一人が中心になりチーム作りを

する 。あったと思います。 しかし今は一人で何とかできる時代ではありません。クリ

ロナ然り、メッシ然り、所属チームでは、全てを一人で背負うわけではありません。

アルゼンチンには他にも素晴らしいプレイヤーがいます。メッシを抑えるだけではアル

ゼンチンは止められない。後半にどう対応してくるのか期待していたのですか、変わら

ずでした。それでもメッシなので、 相手を脅かそうかという近いところまでは行きます

が、 完全に行ききるところまでは行けませんでした。選手交換はしたものの、結局最後

まで同じ流れでタイムアップ。

 

こうした中、早くもクリロナ、メッシの比較論が起こっています。

 

アルゼンチンの残りはクロアチア、ナイジェリア。 ポルトガルの残りはモロッコ、イラ

ン。ポルトガルは決まりとみても良いでしょう。一方アルゼンチンは1戦目と同じよう

に戦うなら、決勝トーナメント進出の危機です。

ただ、クロアチアアイスランドのような戦術では来ないと思うので、アルゼンチンの

スペースもあるなか、チームで戦えるかどうか。ナイジェリアに関しては、アフリカン

チームにありがちな、ちょっとしたさぼりや、集中力の切れが出てくる後半は付け入る

隙もあるはずです。

なんかこう書いているとアルゼンチンが格下のチームではないかと錯覚するのですが。

2戦目以降、メッシというよりは、監督に変化を期待したいですね。

メッシが決勝トーナメントに行けなければ、早々に 今年のバロンドールは決着がつくで

しょう。ワールドカップイヤーなのですから。

 

ロシア大会が盛り上がるためにも、新興国の突き上げはもちろんですが、やはり強豪国

と言われている国に勝ち上がってもらいたいと私は期待しています。

 

さらに熱い闘いを心に刻み込めるように。